…… 有職故実にもとづく礼法と現代のプロトコルの融合 ……

現代の日本人にとって大切なものは、伝統にのっとりつつ国際化の時代にもふさわしい教養です。
日常よく目にする「お行儀の悪さ」はまさに日本人らしからぬものと言えましょう。というのも、かつて日本人のお行儀の良い立ち居振る舞いは、世界に広く知られていたからです。
今から400年ほど前の戦国時代にヨーロッパから来日した宣教師たちも、また150年ほど前の幕末から明治にかけて日本を訪れた多くの外国人も、彼らが接した日本人の礼儀正しい振る舞いに感動の言葉を残しています。公家や武士は言うまでもなく市井の民衆にいたるまで、当時の人々は何気ない日常の振舞いだけで外国から来た人々に感銘を与えていたものでした。
振り返って現代の日本人、とりわけ若い人たちには、外国語に堪能で日常会話などスイスイとこなせるという人も多いようですが、会話の内容はさておいて、椅子の腰掛けかた・立ちかた、物の持ちかた・置きかた、飲みかた・食べかたなどなど、お母さま・お父さまが御覧になったらさぞ残念にお思いだろうと見受けられる場面に出会うこともしばしばです。
でも、そのような方々が「ザ・レイホウ」を身に着けたなら、それまでに努力して得た教養が、洗練された立ち居振る舞いによって遺憾なく発揮されること請け合いです。
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では、ひとつ考えてみてください。

あなたはいま、御自分より若い女性男性のふたりと一緒にいるとします。
道を歩いていると、あなたより年上のフランス人の知り合いとたまたま出会いました。
さて、あなたはまわりの3人をどのような順序で紹介なさいますか?